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2007年2月 5日 (月)

YouTubeでみるSteve Jobs基調講演の歴史

TUAW経由で、PC WORLD blogの記事を翻訳。

Sunday, January 28, 2007 10:01 PM PT Posted by Harry McCracken

今月初めに、Steve JobsがiPhoneの発表の場となるMacworld Expoの基調講演を行ったとき、私はそこに居合わせなかった。(他の多くのテクノロジー関係のメディア関係者と一緒に、Las VegasでCESに参加していた。)そこで私は、最近注目すべきイベントを見逃したときによくやるようになった方法をとった:YouTubeでそれを見たのだ。

それから--YouTubeにいるときにはいつもそうなように--他の動画をいくつも観賞して、膨大な時間を浪費し始めた。今回の場合は、他のSteve Jobsの基調講演の動画だ。若いSteve、年を重ねたSteve、おしゃれしたSteve、控えめな装いのSteve、詐欺師風のSteve、そして現行モデル--眼鏡、あごひげ、黒いシャツ、ジーンズに身を包んだ、地球上で比肩するものなき製品デモの大名人。

そこでこれらの動画を集めておくのは価値があるかもしれないと思いつき、ブログへの投稿へとアイデアは膨らんだ。今あなたが読んでいるのがそれだ。

以下の内容に関して、ちょっとした注記:

下に並んでいるのは、私が見つけたもの全部というわけではない。何らかの理由で、特に興味深いと思ったものだけである。だから、2G iPod Shuffleの発表や、第3世代iMacの発表をなぜ入れなかったのか、問い合わせないで欲しい。

見つけられなかったものもたくさんある。JobsはApple製品を、早くは1976年から一般にデモンストレーションしており、私がそれを見るようになったのは、1980年代のBostonコンピュータ協会のミーティングからだ。しかしながら、最初の20年ほどの彼の発表風景は、あまりよく記録されていない。(「よく記録されている」が「YouTubeで見つかる」と同義である限りは。最近はおそらく、まさにそんな状態だ。)Apple II時代のJobsは、1つも見つからなかった。NeXTの発表風景も見つからなかった(そのかわりに、基調講演ではない動画で我慢した)。そして、ある最近の
重要な基調講演--JobsがAppleのIntelプロセッサ移行を宣言した講演--も、ちゃんとした長さのものも見つけることができなかった。

製品がその発表にふさわしい生を全うしたかも、評価してみる。Steve Jobsの有名な現実歪曲空間は、四半世紀以上前にその名をつけられており、程度の大小はあれ、全ての動画で機能している。そこで、それぞれの動画に「現実歪曲度」をつけてみようと思う。「低」という評価は、Jobsが製品を過大評価しなかったことを意味し、「高」(またはそれ以上!)という評価は、過大評価した、ということである。(全ての動画を見直してみると、大成功に終わったいくつかの製品の発表は、比較的抑制されていたことがわかって驚いた。)

それでは1983年までさかのぼって、素晴らしい成功をおさめたApple IIと、ひどい落胆を誘ったLisaで知られていたAppleの株主総会の様子を見てみよう。そのころのSteve Jobsは有名な若手のコンピュータ王で、まだ偶像となるまでには至っていなかった・・・。

1983年: Cupertino
発表された製品: 初代Mac
現実歪曲度: 低
デモというよりは法話。これはYouTubeで見つけることができた最も昔のJobsの動画で・・・最も優れたものの1つだ。プライドを滲ませながら、Jobsは「IBMが独裁、支配する未来」への解毒剤として、Macを発表した。このシステムはIBMの猛攻撃を押しとどめことは全くできなかったが、テクノロジー業界には大きなインパクトを与えた--それで振り返ってみると、Jobsの主張もいくらか控えめなようである。伝説的な「1984」のコマーシャルも披露している。

1980年代なかごろ: NeXT Computerのオフィス
話題になっている製品: 初代NeXT機
現実歪曲度: 中
私も参加していたのだが、Steve Jobsが彼の2番目のコンピュータ会社であるNeXTの最初の製品のデモをした、1988年のBostonコンピュータ協会のミーティングの動画を持っていたら、と思えてならない。このイベントはSymphony Hallを一杯にし、私が見たテクノロジー製品のデモの中でも、最も記憶に残っている。だが、誰もJobsが最初のNeXTシステムを発表している動画を持っていないようである。そこで、Jobsと他のNeXT社員らが彼らの計画について話し合っている、ある古いテレビドキュメンタリー(それはそれで素晴らしい)の動画を紹介する。NeXTはこの世界に影響を与えることには失敗したが、非常に素晴らしいマシンだった。そして、当時はかなり時代の先を行っていた。

1992年: どこかのTVスタジオ
デモされている製品: NeXTStepリリース3
現実歪曲度: 低
Jobsの切れ端のみすぼらしい1枚が(白いシャツとネクタイに身を包んだ--彼はボタンダウンの聴衆の心を動かそうと試みている)、AppleのOS Xの基盤となったNeXTの3番目のバージョンをデモしている(Dockを始めとして、確かに複数の特徴からそれが見て取れる)。E-mailやそれに関連する添付書類やネットワークなどの概念が、Jobsが説明してみせる必要性を感じたほど、当時エキゾチックだったことに注目。また1992年には、WordPerfectはわくわくするものだった。最後に:聴衆の指笛や叫び声、拍手なしのJobsのデモを見るというのは変なものだ。

1997年: Macworld Expo Boston
発表された製品: Microsft Office 98 for the Mac
現実歪曲度: 皆無

Appleに復帰後、ベストを着たJobsが彼の最も歴史的なスピーチの1つを行った。そこで彼は、Appleの破綻の回避策(当時それがまだ必要だった)、そして聴衆からのブーイングを受けたMicrosoftとの提携を発表した。しかしながらハードウェア製品の発表はなく、Microsoft Officeの新しいバージョンだけが発表された。トリビア:私はこれが起きた500ヤード(約460 m)離れたオフィスに座っていたが、そこにわざわざ行こうとは思わなかった--Appleがまだ破綻していないとは知らなかったのだ。

1998年: Cupertino
発表された製品: 初代iMac
現実歪曲度: 中
クールな製品、屈託のない主張、魅力的な聴衆--今日いわゆるJobsの基調講演と思われているものとしては、これが最初だろう。Jobs(ジャケットを着ているがノーネクタイ)が、彼の復帰後初めての目立った新製品であるiMacを紹介している。彼が言うには、15インチディスプレイは消費者がまさに欲しがってきた大きさで、32MBのメモリは広大だ。思い出してみると面白い。しかし、ネットワークを標準搭載しているWindowsベースのPCが1つもなく、デジタルカメラを所有している消費者もほとんど、ほとんどいなかったこの頃に、彼がネットワークとデジタル写真の重要性を語っているのには感心した。

つづきます。動画を集めた原著者の努力に報いるためにも、ぜひ引用元のページもご訪問下さい(動画サイズも大きいです)。

虹色リンゴが懐かしいですね。奇しくもSuper Bowlをテレビで観ながらこの原稿を執筆しており、1983年の動画中の「1984」はまたちょっと違った味わいでした(そのかわり、放送のほうはAppleのCMがあったかどうかもわからないほど上の空になってしまいましたが・・・)。

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