
MacRumors経由、Chicago Sun-Timesより。
January 18, 2007
BY ANDY IHNATKO
私はAppleのiPhoneを使ったことがある。Steve Jobsの基調講演の翌日に個別ブリーフィングの機会を得られ、約45分間いじくりまわすことができた。
お望みならば私の体験をお裾分けしよう。
Beatlesマニア並のe-mailの嵐にお応えして、私が実際に触った印象と、Appleへのインタビュー、聞き込み調査の結果から今お伝えできることは、こんなところだ:
1. タッチインターフェースは、技術、機能的な面でも、ユーザーインターフェースデザインとしても、完璧に機能する。何をしようとしていても -- アルバムを選択して再生するのでも、発着信でも、e-mailを書いて送信するのでも -- 何も考えずに操作してみれば、ほとんど全てそれで正解だ。
iPhoneは世界一シンプルな携帯電話だ。
(訳注:ほかの携帯であるような)のろのろした動画インターフェースが追いつくまでのレスポンスの遅れも、中断も、待ち時間も全くない。たとえ、たくさんのアルバムアートを、3D表示で指を滑らすのに従ってスクロールしていく時でさえも:まるで流れるようだ。
悪いニュース:直接肌が触れなければ動作しない。手袋をすることはできず、スクリーン保護シートをつけることができるかどうかもわからない。良い点としては、iPod
と比べると、スクリーンはよりひっかき傷に耐性があるようだ。
「一緒に割れたガラスの破片を詰め込まない限り、ポケットの中に入れても傷はつきませんよ。」と言われた。
2. 個人的には、Treoやこのサイズのその他のスマートフォンのキーパッドよりも、iPhoneのバーチャルキーバッドの方が遥かに優れていると思う。
ボタンはかなり大きく、きっかり真ん中を押す必要もない。押し込むというよりは軽く叩くだけで良く、「Tudsday」ではなく「Tuesday」と打ち込みたいということを、賢いソフトウェアがちゃんと判断してくれる。
たった30秒で、私はこれまでのどの携帯電話でもできなかった早さで、iPhoneでタイピングできるようになった。ただし、真のe-mailの鬼は、触覚でのフィードバックがないことに慣れなければならないだろう。
3. 携帯電話やPDAで見たことがあるディスプレイの中で、iPhoneのディスプレイが一番、最高に美しい。色のレンジに関しても、解像度に関しても。ブラウザの極小のテキストでも、くっきりと判別できる。
4. デモの時点で動作していたアプリケーションは、満足の行く、しっかりとした「本当の」ソフトウェアだった。メールクライアントとブラウザは、「なんちゃってe-mail」を送れたり、「自称ウェブブラウズ」できたりする携帯電話とは違い(「e-mail」、「ウェブ」の定義にもよるが)、まるでパワフルなデスクトップアプリケーションを使っているかのような使い勝手だった。
5. Appleはソフトウェア開発の手綱をしっかり握る
サードパーティーがiPhone用のアプリケーションを開発、販売することができるかどうか率直にきいてみたが、はっきりとこう答えられた。ノー。
しかしながらサードパーティーにも、機会はそれなりにありそうだ。個人的な想像だが、iPodゲームのような形式でiPhone用のソフトウェアが販売されるかもしれない。すなわち、「非公認」アプリケーションは一切インストールできないが、ミステリアスなAppleによる認定過程を通過すれば、いずれiTunes Store
にアプリケーションが並び始めるのではないか -- そのアプリがしかるべき品質基準を満たしており、ほら、ナイジェリアにクレジットカード情報を秘かに送信したりしなければ。
ソフトウェアの厳重な縛りは、おもしろい邪推の対象だ。iPhoneの開発中のブラウザは、いくつかのプラグインが搭載されていないことに気がついた。RealやMacromediaなどなどが、iPhoneのウェブブラウザ用にプラグインを書くことがあるのかどうか聞いてみたが、答えはまたもやノーだった。出荷時にはブラウザにはプラグインが搭載されるが、全てApple社内で開発するという。おかしな話だ。
6. iPhoneでは、Macintoshと同じOSが動作している。そしておそらく技術的には、Microsoft Windowsの系統樹のどこかにしか分類されないWindows Mobileとは違った意味で。
そう、私が聞いたどんな話も(公式ブリーフィングでも、「僕たちは口もきいたことも無いからね、いい?」で締めくくる類いの会話でも)、iPhoneで動作しているのは、晩春にMacintosh向けに発売予定のOS X 10.5、正真正銘のLeopardだということを示している。
例えば、あの素晴らしいユーザーインターフェースのアニメーションは、LeopardのCore Animationスイートの賜物だ。
それならMacのソフトウェアは動作するかって?いいや。iPhoneはOS Xが動作するが、あくまでiPhoneだ。Macintoshではない。iPhoneのOSには、必要のないものは一切のっていないのは当然だ。
さらにiPhoneのWidgetとMacのDashboardウィジェットは、また別物だ。ただし、どちらもDashCodeやその他のデスクトップウィジェット用の技術を利用している。アプリケーションよりも、むしろウィジェットをサードパーティーに公開して欲しい、と心から願っている。
7. iPhoneはまだ開発中で、完全に仕様が固まっていない。「Notes」というアプリケーションを開こうとしたが、アプリがこう見える、ということを想定したJPEG画像を、むなしくタップしているだけだった。
iPhoneができないことに不平を言うのは、まだ早計だ。まだ出荷まで6ヶ月もあることを思い出して欲しい。
これまでのところ、私は本当に、本当に、私が見たものを気に入っている。だが最終判断は、6月までおあずけだ。
Andy Ihnatko はSun-Timesでテクノロジーとコンピュータの記事を執筆している。
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なんだかiPhone話も食傷気味ですが・・・。